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【徹底解説】知っておきたい結婚指輪「既製品・オーダー品」とは?

【徹底解説】知っておきたい結婚指輪「既製品・オーダー品」とは? | 鍛造ジュエリー etna

目次

結婚指輪の種類とは?

結婚指輪は2人の絆を象徴する大切なアイテムですね。

結婚指輪選ぶにあたり、多くのカップルが、「既製品を購入するか」「オーダーメイドにするか」という選択に直面することになると思います。

こちらの記事では、この選択をする際の後押しになるように、「既製品」「セミオーダー」「オーダーメイド」の違いや選ぶ際のポイント、「鍛造」「鋳造」といった製造プロセスの知識などを分かりやすくまとめています。

セミオーダーの結婚指輪をはめたカップルの写真

まず鍛造と鋳造の違いですが、これは指輪を作る技術の根本に関わる重要な要素です。鍛造は叩くことで硬度と強度を増した金属を切ったり削ったりして形を作る製法です。この方法で作られた指輪は傷がつきにくく耐久性に優れ、長年に渡って形状を保つことができます。

鋳造は溶かした金属を型に流し込み冷却させて形を作る製法です。こちらは細かいデザインの再現が可能ですが鍛造に比べるとやや脆く、傷がつきやすいなどのデメリットもあります。

鍛造製法で作る結婚指輪の耐久性は、将来への強い絆を象徴し、永遠の愛の約束をより堅固にするという理由で人気が高くなっています。

→記事「【5分でわかる】一生ものの結婚指輪には鍛造がおススメな理由」を読む

指輪選びではデザインだけでなく、耐久性も重要なポイントです。お二人の結婚指輪が時を経ても変わらない価値を持てるよう、ふたりの絆を永遠に物語る唯一無二を見つけてくださいね。

 

既製品とオーダーメイドの違い

結婚指輪選びは一生に一度の重要な決断のひとつです。

特にデザイン重視の場合は、鍛造と鋳造の耐久性の違いよりも、既製品やセミオーダー、フルオーダーの中からどんなデザインの指輪にするかに重点を置かれることと思います。

それぞれの特徴をよく理解して、ご自身にとっての最良の選択をすることが大切です。

既製品のエタニティリングの写真

一般的に「既製品」と呼ばれているものは、店頭に並ぶ中から気に入ったデザインや合うサイズを選んだ際に、すぐに購入できる状態になっている指輪です。

一方、「セミオーダー」と呼ばれているものは、用意されたデザインや選択肢の中から一部分を好みに合わせて組み合わせを選び、指輪製作を依頼するサービスです。例えばリングの幅や形状、地金のカラー、石の大きさや数、テクスチャーなどを選択して自分たちだけの特別な指輪にすることができます。

これに対し、「オーダーメイド」は文字通りゼロからデザインを起こし、すべての要素を自由に決めることができるフルオーダーのことを指します。デザインから素材選び、細部のデティールまでをデザイナーと一緒に作り上げ、こだわり抜いた独自の想いを形にすることで唯一無二の価値を持つ指輪となります。

 

結婚指輪を選ぶ上で、これらの知識は非常に重要な項目となります。鍛造と鋳造の違いを理解した上で、既製品とセミオーダーとオーダーメイドからお二人らしい指輪を選んでください。

一生に一度の大切な選択ですので、お二人にとっての「本当に欲しいもの」を見つけることが、きっと幸せな結婚生活の第一歩となることでしょう。

 

既製品のリングとは?その魅力と特徴

前章で「既製品」「セミオーダー品」「オーダーメイド品」の違いについて理解が深まったことと思います。
それでは、既製品のリングにしかない魅力とはなんでしょう。

その魅力と特徴を探ってみました。

時間が無いときは既製品が強い味方に!

結婚式の準備と日々の仕事の両立で時間がない中、時間をかけずによりステキな結婚指輪を選びたいですよね。そんな時は既製品のリングがおすすめです。

豊富なデザインに加え、すでに在庫がある状況で販売されていることがほとんどなので、すぐに購入できる手軽さが魅力です。店頭で多様な選択肢からお気に入りのデザインを選び、購入後すぐに身につけられる既製品の利便性は、忙しい現代人にぴったりです。

エトナの既製デザインリングのカタログ写真

既製品でもオリジナリティは出せる?

「既製品だと他の人とまったくのお揃いになってしまうし、自分たちらしさが出せないんじゃないか」というお悩みもよく聞きます。

でもご安心ください。既製品であってもオリジナルの刻印やシークレットストーンを入れることで、他人とは違う自分たちだけの唯一無二のリングにすることができます。
既製品だからと諦めず、お二人の想いを載せた指輪を作り上げてくださいね。

既製品リングはその場で持ち帰れるの?

既製品の結婚指輪は、さまざまな選択肢から自分たちの理想に合うオンリーワンを見つける作業がとても大事ですね。
数多くのデザインがあり、シンプルから個性的なものまで、さまざまなスタイルから選べるのが魅力です。また、店頭にあるほとんどの指輪は実際に試着が可能なので、その場で自分の指にはめて、着け心地や自身の指に似合うかなど、細かい部分までじっくりと確認して検討できる良さがあります。

指輪を決めただけの時点では、刻印や裏石は入っていません。

既製品であっても、ほとんどのショップで刻印や裏石を入れするサービスを行っています。

リングに入れる刻印は、お二人にとって特別な意味を持つものです。
お気に入りの指輪に記念日やイニシャル、言葉などを刻めば、それだけで唯一無二なリングになり、より愛着が生まれますね。

刻印や裏石のサービスを希望する場合、アトリエが併設されていないショップでは当日持ち帰れないことも多いため、受け取り可能な期日をしっかり確認しましょう。また、後日改めて刻印を入れることが可能であれば、一旦持ち帰って、お式などのイベントを終えた後で、落ち着いてから入れてもらえるので、時間がない場合でも安心ですね。

結婚式を挙げる夫婦の写真

結婚指輪は、外見の美しさだけでなく、その時の思い出や今後の夫婦生活への思いが込められる点でも、とても重要なアイテムです。

「時間が無いから」「特にこだわりがないから」と諦めないでください。
限られた時間の中で既製品の指輪の中から最も気に入った指輪を選ぶだけでも、自分たちの想いに合った指輪を選ぶことが可能です。ぜひ後悔のない指輪選びをしてくださいね。

どうして既製品を選んだの?

多くのカップルが既製品の結婚指輪を選んだ理由の第一に、「実物を確認し納得できる安心感」が挙げられます。現在、インターネットでの購入が日常化していますが、結婚指輪の場合は一生ものと言われるものだけに、実際に目で確認し手にはめることによって決定したいという方が多くいらっしゃいます。

また、多くのブランドリングは優れたデザイン性と確かな品質を備えてはいますが、そのすべてが自分の指やライフスタイルに合うかは別問題です。
ご自分のファッションや雰囲気に合うかなど、事前に分かっていた方が安心ですよね。そのため、すでに出来上がっている既製品の指輪はもっとも分かりやすいと言えます。

次に、「予算内で求める品物を見つけやすい点」も人気の理由です。
結婚指輪を探している方々にとって、「予算」は重要な検討理由になると思います。カスタム内容により値段の移り変わるオーダー制より、最初から金額の決まっている既製品の指輪は、安心して選ぶことが出来ますね。

その他にも、「デザインが素敵だった」「好きなブランドだから」などデザインやブランドで決定する方はとても多く、好きなものに巡り合うことができて良かったと思う一方で、「時間が無く、即日持って帰れるから」「シンプルなら何でもよかったので選ぶ時間を節約できる」などの現代人ならではの忙しさが理由で選ばれる方もいらっしゃることから、たくさんのカップルから支持されていることがうかがえます。

エトナの既製デザインリング4個の写真

既製品の結婚指輪を選んで、良かったことや後悔していることはある?

結婚指輪は、夫婦の愛を象徴する重要なアイテムです。既製品の結婚指輪は、ブランドの信頼性と品質もさることながら、その場で購入できそのまま指輪のある生活を始められるというメリットがあります。
目前に迫った結婚式や前撮りにも対応しやすく、忙しい日々でも準備がスムーズです。

それでも、「もっと自分たちらしさを表現したかった」という願いは存在します。デザインやブランドのコンセプトに共感し購入をしたものの、「知人や友人と同じ指輪だった」「知人に金額を知られてしまった」などと後から知ってちょっぴり後悔したという話もよく聞きます。

結婚指輪は一生ものですから「もっとデザインにもこだわりたかった」と後悔しないよう、自分たちらしい指輪を選ぶことを心がけましょう。

結婚指輪を選ぶ際は、ブランドの選定だけでなく、長く愛着を持てるかも考慮に入れ、サイズ直しなどの将来的なリスクも考ええうことが推奨されます。将来的にサイズが変わってしまっても、ちゃんとしたアフターサービスがあるブランドのものであれば、ずっと着け続けられるからです。永い時間を大切な指輪と共に快適に歩めるよう、先のことまでしっかり見据えて納得するまで結婚指輪を選ぶことをお勧めします。

既製品のリングを購入する際に気をつけたいこと

繰り返しになりますが、大切な結婚指輪をずっと身に着けていたいなら、既製品でも鍛造と鋳造の製法の違いにも注目しましょう。

鍛造リングは金属を叩いて形を整える工程を経るため、高い密度と強度を持ちます。それゆえ、デザインはシンプルなものが多い傾向にあります。

一方、鋳造リングは溶かした金属を型に流し込んで成形するため、複雑で個性のあるデザインを表現できます。

鍛造製法専門のショップもあれば、両方あるショップもありますので、耐久性を重視して選ぶ場合は、鍛造リングの既製品があるか確認してみましょう。

現在、国内で流通している結婚指輪の約8割は鋳造品なので、多くのショップの既製品は鋳造リングというのが一般的なようです。ぜひ結婚指輪のショップを選ぶ際の参考にしてくださいね。

 

組み合わせ次第で無限のオリジナリティが出せるセミオーダーリング

結婚指輪選びで自分たちらしさ表現するなら、セミオーダーがおすすめです。

結婚指輪は、日常的に身につける最も身近なジュエリーです。
世の中には様々なリングがあり、それらを提供するメーカーやブランドもたくさん存在します。その中からどんな結婚指輪を選ぶかは、その後の人生にも大きく関わってくるテーマだと言えるでしょう。
既製品から気に入ったものを見つけるのも良いですし、フルオーダーで二人だけの完全オリジナルを作るのも素晴らしい選択ですが、セミオーダーはそれぞれの良い点を融合した、手軽にオリジナリティを演出できる魅力的な選択肢なのです。

セミオーダーは、ブランドが用意したリングのデザインパターンを基にして、石の数や素材、テクスチャーなど細部にわたりカスタマイズできるサービスです。これにより、基本スタイルに個別のアクセントを加えて、自分たちだけの指輪を作ることが可能です。フルオーダーに必要な予算や時間がないけれど、指輪に個性を持たせたいカップルには、セミオーダーの指輪が最もおすすめです。

この章では、セミオーダーについて深く理解し、満足のいく結婚指輪を選べるよう、必要な情報とサービス内容、さらにセミオーダーのメリットを詳しく解説します。
お二人の未来を彩るリング選びに、この情報が役立ては幸いです。

→エトナのセミオーダーについては「【徹底解説】結婚指輪のセミオーダーとは?内容・納期・金額など」を読む

セミオーダーで作る結婚指輪のオーダー方法と納期

テクスチャー違いのセミオーダーリングの写真

まずはセミオーダーの結婚指輪選びと納期について説明します。
セミオーダーリングとは、指輪の形状やデザインパターンを選んだ後、サイズ、リング幅(太さ)、地金の素材やテクスチャーを選択し、オプションで付けられるダイヤモンド等の有無や個数を指定したりできるカスタマイズが可能なリングのことです。既製品にもあるような裏石や刻印と言ったサービスも当然のことながら受けられます。

セミオーダーで選べる項目は、ショップやブランドごとに違いがあります。
気になるブランドや実現したいデザインがある場合は、カタログや資料を請求してチェックしてみるといいでしょう。ブランドによっては、サイト上でカスタマイズしたイメージを確認できたり、概算の金額が計算できるツールを提供しているところもあります。
ぜひ利用して、具体的なイメージを膨らませてみてくださいね。

また、セミオーダーを選択する場合は、いくつかのブランドの情報を収集して、比較検討しておきましょう。
「あそこでオーダーすればあのテクスチャーが選べたのか」
「あちらで買ったほうがお安く済んだのに」
など、購入してから後悔するほど悲しいことはありません。

指輪のカラーの選択肢も多いセミオーダーリング

組み合わせ次第で、何千通り以上にもなるセミオーダー。
既製品に比べ自由度が高く、簡単にオリジナリティを出せること、フルオーダーよりも短期間で製作できるところが魅力です。

セミオーダーの納期は通常、注文後1ヶ月から3ヶ月程度が目安ですが、これはあくまで目安であり、工房の規模や作業方法、時期によっては注文が集中し納期が前後することがあります。また、デザインの複雑さによっても納期が変動するので、オーダー前にしっかり納期を確認することをおすすめします。

セミオーダーのリングは、ブランドの選定から始まり選択項目をひとつずつ選んでいく工程すべてがお二人にとっての大事な思い出になります。ぜひ余裕を持った計画を立てて、後悔のない指輪作りを楽しんでください。

どうしてセミオーダーで購入したの?

結婚指輪選びで多くの方が選ぶのがセミオーダーです。
既製品にはない特徴的なテクスチャーやダイヤモンドなどでデザインを加え、二人だけのオリジナリティを実現できるセミオーダー。
フルオーダーよりも手頃な価格で、且つこだわりも詰め込めるところが魅力です。
正に結婚指輪のいいとこどりと言えるおすすめのオーダー方法と言えるでしょう。

「オリジナリティを出しつつ、予算面でのバランスも考慮できた」
「どうしてもこのテスクチャーでダイヤを入れたかったけど、既製品では見つからなかったので利用した」
「それぞれの指に合うリング幅が違ったため、幅の選べるセミオーダーにした」
「プラチナとイエローゴールドに二人の意見が分かれてしまったので、お互い好きなカラーでテクスチャーと形を合わせて統一感を出しました」
などさまざまな理由から、セミオーダーは選ばれています。

セミオーダーリングの完成見本の写真

セミオーダーで購入して、良かったことや後悔していることはある?

セミオーダーで結婚指輪を選んだ多くの方は、自分の好みや個性に合ったオリジナルの指輪ができたことに満足しています。既製品では選べないセミオーダーならではのオプションを加えることで、自分たちだけの特別なリングが出来たという満足感が、指輪にさらなる愛着や幸福感をもたらしてくれるからです。

しかし、セミオーダーにもデメリットはあります。
豊富な選択肢からひとつひとつの項目を決定していくことは、予想外に大変に感じることもあります。なぜなら選ぶ工程で目移りしてしまい、決定できず悩んでしまい、思いのほか時間がかかってしまうことがあるからです。また、珍しいテクスチャーを入れたり、指輪の形状がデザイン性の高いものだったりすると、完成には時間がかかるため、さらに納期が長くなるリスクも。
計画的に進めば問題ないですが、期限内に納品してもらうためには、途中の変更などが発生しないよう事前のオーダー項目のチェックや、細かなスケジュール調整が必要です。

セミオーダーで後悔しないためには、パートナーと共にしっかりと事前リサーチを行って、デザインの検討から納期の確認まで、十分な時間を確保したいところです。二人で作り上げる結婚指輪は、これからの長い結婚生活を彩る大切なアイテムです。細部にまでこだわり、互いに心から愛せる指輪を選べるように、スケジュール管理はしっかりしておきましょう。

こだわりや想いを形に フルオーダー

結婚指輪は夫婦の絆を象徴し、日常的に身につけるものです。
そのため、一つ一つに特別な意味を込めたいと考えているカップルも多いようです。
ここでは、細部にわたるこだわりを形にする「フルオーダーメイドリング」に焦点を当て、個性的なデザインを実現するプロセスを詳しく見ていきます。

フルオーダーだと個性的なリングができるという写真

基本的なフルオーダーの流れ

1.専属のジュエリーデザイナーがお二人の要望を丁寧にデザイン画に描き起こします。
その際、納得のいくイメージが出来上がるまで、細部にまでこだわりましょう。ショップによっては、CADソフトで作成した3Dイメージを見せてくれるところもあります。
この時点で、使う素材や石の大きさや形状、数量なども決めていきます。

CAD操作する男性の写真

2.デザイン画が出来上がったら、次は模型の製作に入ります。
この模型が、最終的に指輪の金型となります。型を作らず、すぐに製作に入るブランドもありますが、ほとんどの場合、フルオーダーでは金型に地金を流し込んで形作る鋳造製法となりますので、型の製作が必須です。
この段階で模型を見せてもらうことで、仕上がりをしっかりイメージしやすくなりますね。

3.模型で形を確認したら、いよいよ製作に入ります。
経験豊富な職人が手作業で一点ずつ仕上げるリングは、ブランド製品とは異なった、特別な存在感を放ちます。
フルオーダーメイドに対応しているところは小さな工房やアトリエが多いので、柔軟に対応してくれることも多い反面、繁忙期などにあたると納期が延びてしまう可能性もあるため、気になることはどんなことでも事前に確認しておきましょう。

ジュエリー職人が使う道具の写真

どうしてフルオーダーメイドで購入したの?

この世にひとつだけの、理想の指輪をこだわって作り上げるならば、フルオーダーメイドという選択肢になるでしょう。

結婚指輪選びは、お二人の未来につながる大切な第一歩です。多くのカップルは自分たちだけのオリジナルデザインリングに憧れますが、こだわりを実現すべく悩みに悩んだ方々が辿り着く先がフルオーダーメイドのリングなのです。

「曾祖母から受け継いだ形見の指輪を自分たちの指輪に取り入れたい。そしてこの指輪を次世代に受け継いでいきたい。」
「自分で考えたデザインの指輪を作ることが夢だった。」
「家族同様である愛犬をモチーフにした指輪を作りたい」
「パートナーと出会った思い出のイベントを由来とした特別な指輪にしたい」
など、フルオーダーリングを希望する理由はさまざまです。

実際にフルオーダーを選択するか、セミオーダーや既製品を選ぶのかは、納期や価格やイメージが実現できるか等の面から現実的な判断をすることになるでしょう。どんな結論になったにせよ、自分たちの好みや価値観を形にする過程は、お互いの考えをすり合わせていくよい機会となりますね。

フルオーダーメイドの結婚指輪は、お二人だけのストーリーを紡ぎ出し、着ける度に特別な瞬間をいつでも思い出させてくれます。夢と想いが詰まった、世界に一つしかない指輪を手にする喜びは、計り知れない価値がありますね。
指にはめるたび、はめた指をふと見るたび、フルオーダーメイドだからこそ感じる特別な思い出と感動が蘇ります。

フルオーダーの指輪を選ぶ理由は、それがただの装飾品に止まらない価値を持つところにあります。お二人にとっての貴重な思い出やその瞬間の気持ちなど、形にできない想いや絆を指輪という形にすることによって、何にも代えがたい宝物になるからです。
大切な想いを形にしたいと考えているカップルには、フルオーダーが最も心に響くのでしょう。

 

フルオーダーで購入して、良かったことや後悔していることはある?

フルオーダーメイドの結婚指輪を手にしたカップルは、自分たちだけのオリジナルデザインを実現できたことに満足して、その思い出がブランドの価値を超えて唯一無二の存在になったと実感しているようです。
一方で、デザインを一から創るフルオーダーメイドならではの、多岐にわたる決めごとや、かかる納期やコストの点で後悔もあるようです。
「フルオーダーって聞いていたのに、なんだか制限が多くてセミオーダーみたい」
「憧れのデザインを全部盛り込んだら、ビックリするほど高額になってしまった」
「とても個性的な形になったため、サイズ直しが出来なくなった」
「特別な石を使ったから、石が取れてしまったときに同じものが無くて困っている」
などという話もよく聞きます。
フルオーダーメイドは価格が高くなる傾向がありますので、事前に予算計画をしっかり立て、それに合うかをすり合わせながらオーダーを決めていくこと、変更や修正も含め納期に余裕を持つことなどが大切です。
また、何かあった時に修理やお直しが可能なのかといったアフターサービスの項目もしっかり確認しましょう。

夢に描いていた指輪が手元に届き、感動して涙する人もいれば、もう少し費用を抑えても良かったと後悔する人もいます。フルオーダーメイドを選ぶ際には、二人の価値観がちゃんと同じかどうかを確認しておくことが大切です。納得いくまでデザインと予算のバランスを考慮することが、後悔のない選択につながるでしょう。

結婚指輪の購入前に知っておくべきこと

結婚指輪を選ぶ際は、既製品やオーダー品のどちらを選ぶにしても、指輪の平打ちや甲丸などの形状やリング幅、V字やストレートなどのデザインが最も大きなポイントになっています。また、どんなカラーが二人の個性や好みに合うか、金属アレルギーがあるかないかなど、検討すべき項目がたくさんあります。
その他にも耐久性とデザイン性のどちらを重要視しているかで、適した製法が決まってきます。

それぞれの製法による、「既製品」「セミオーダー」「オーダーメイド」の違いをチェックしていき、理想の指輪を選べるよう、ぜひ正しい知識を身に着けてください。

鍛造と鋳造のメリット・デメリット

鋳造と鍛造のエンゲージリングの写真

鍛造と鋳造には製法上大きな違いがあります。

鍛造は熱した金属を叩いて強度を増すため、耐久性に優れ傷がつきにくく歪みにくい特徴があります。そして、鍛造のその強度はダイヤモンドを留める「爪」にも適用されるため石どれや歪みの不安も少なく、石の付いたデザインの婚約指輪や結婚指輪にもおすすめです。
但し一般的に切ったり削ったりして形を作っていくため鋳造よりデザインに制約が多く、シンプルなデザインになりがちです。また、大量生産が難しいため、高コストになりやすく、鋳造の既製品に比べて高めの価格設定のものが多いデメリットもあります。

一方で鋳造は熱した金属を型に流し込んで固める製法のため複雑なデザインや細かい装飾が実現でき、さらに量産することも可能なため、価格を抑えることができます。曲線的で凝ったデザインの指輪を希望する場合は鋳造がおすすめですが、鍛造に比べて硬度が低く、傷や歪みがつきやすいため、修理やメンテナンスが定期的に必要になってくるデメリットがあります。

予算と品質のバランスの取り方

結婚指輪選びは予算と品質のバランスが不可欠です。指輪を選ぶ際には値段だけでなく品質にも注目しましょう。
結婚指輪は毎日欠かさず身に着けるジュエリーなので、耐久性や素材の質感、飽きのこないデザインかどうかなど、総合的な判断が重要です。

品質の面から考えると鍛造は古来より存在する伝統的な技術により、何千年経っても壊れない程の丈夫な指輪を作ることができる製法ですが、デザインがシンプルなものになりがちです。
一方、鋳造は複雑なデザインや細かい装飾が可能ですが、耐久性が低いというデメリットがあります。

費用の面ではどうでしょうか。鍛造指輪は大量生産が出来ない製法のため、少し高めの価格となります。量産できる鋳造指輪であれば、コストや納期は低めに設定できます。但しフルオーダーの場合、型から製作しなくてはならないため、納期とコストが鍛造以上に多く掛かることがあります。

また、その際アフターサービスにも注目しましょう。鍛造指輪の場合、長期にわたりゆがみや石どれの不安がないため、余分な修理費などがかかりにくいと言えます。鋳造指輪の場合、傷や歪みが発生する可能性が高く、有料修理に発展する可能性もあります。
いくら気に入ったデザインとはいえ、長期的に見て修理の回数が多いと負担額も増えてしまいます。結婚指輪はこれから先、永く付き合っていくジュエリーなので、長期的に考えて予算に見合うかどうかの目線で選んでいくこともおすすめです。

→記事「【ひと目で分かる】結婚指輪のアフターサービスを比較調査」を読む

製法によって長所と短所がありますが、最終的には予算内で最高の指輪をみつけるために、ブランドやデザインだけでなく、製造過程や品質など指輪そのものの価値にも目を配りましょう。

既製品を選ぶ際のポイント

既製品の結婚指輪は即時性と豊富なデザインが魅力的ですが、選ぶ際に気をつけたいポイントがいくつかあります。

まず重視すべきは指輪の耐久性です。デザイン性と耐久性のどちらを重視したいのか、製法に注目して選ぶことをおすすめします。

また、年月を経ても色褪せないデザインの選択が重要です。トレンディなデザインも魅力的ですが、流行に左右されずシンプルで上品なデザインは年齢を問わず永く愛用できます。シンプルなデザインの場合、耐久性にも優れた鍛造製法のリングを選ぶことで永く使い続けられるでしょう。

さらに、アフターサービスにも注意が必要です。購入後のサイズ調整、クリーニング、修理など充実したアフターサービスを提供し続けられるブランドやショップを選ぶことで、お気に入りの指輪をいつまでも安心して使い続けられます。

既製品の結婚指輪を選択する際は、品質を保証する技術、歳月を越えて愛されるデザイン、そして万全のアフターサービスを提供するブランドからお気に入りの指輪を探してみることをおすすめします。

オーダーメイドを選ぶ際のポイント

結婚指輪選びにはどんなデザインでどんな品質の指輪を選ぶか、アフターサービスが充実しているか、この二つがとても重要です。セミオーダーやフルオーダーメイドならデザインから素材選びまで自分たちの希望を反映できます。

デザインは美しさだけでなく実用性も考慮し、耐久性や着け心地など、永く使い続ける上で重要な項目です。
鍛造製法の指輪なら、耐久性に優れているので、きれいな状態で永く使うことも可能です。気に入ったデザインが鍛造製法で作れるのであれば、それが実現できるショップやブランドを訪ねてみましょう。
その他にも、安心してアフターサービスが受けられるか、それは無料か有料かなど、事前に確認してそれを含めて納得のいく価格で提供しているショップやブランドでオーダーすることをおすすめします。
その際、納期の確認は必須です。鋳造鍛造のどちらでもオーダーメイドは納期がかかるため、余裕をもったスケジュールを組むようにしましょう。

こだわって作った指輪が、ずっと使い続けられるよう後悔しない選択をしてくださいね。

既製品・セミオーダー・フルオーダーのそれぞれの利点と留意点

結婚指輪の選択肢には既製品、セミオーダー、フルオーダーの三つの主要なオプションがあることをここまで解説してきました。これらはそれぞれ利点が異なるため、皆様にはそれぞれのライフスタイルや価値観に合わせて後悔のないよう選んで欲しいと思っています。

  1. 既製品
    手軽さが最大の利点です。店頭で気に入ったデザインを見つけたら、サイズが合えばすぐに購入できます。有名ブランドの人気デザインはもちろんのこと、どんな指輪も既製品であれば他人と同デザインを身につける可能性があるため、差別化を希望する人には不向きかもしれません。
  2.  セミオーダー
    既製デザインをベースに、一定のカスタマイズを加えることでオリジナリティを出せるサービスです。石の種類や数の変更、金属部分のテクスチャーや色を選ぶなどのオプションがあります。セミオーダーはオリジナリティを持たせつつ、コストや時間には多くをかけないカップルに適しています。
  3. フルオーダー
    個性や想いを最も強く反映できる方法です。デザインの初期段階おから関わり、世界に一つだけの指輪をプロデュースします。しかし、かなり多くの時間とコストが必要です。唯一無二の指輪を求める場合、その投資が意味あるものなのか、またお互いが同じ価値観を持っているかをしっかり確認しておく必要があります。

どんな結婚指輪を選ぶにせよ、結婚指輪は長期間使うことを踏まえた品質とデザインに加えてアフターケアや保証も大切な要素です。
サイズ調整、メンテナンス、修理のサービスが充実しているかを確認し、購入先のサポート体制についても詳しく調べましょう。

まとめ

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

どのタイプの指輪を選ぶにしても、重要なのは二人の価値観やスタイルに合った指輪を選ぶことです。
デザインの美しさだけでなく日常生活での着け心地やメンテナンスのしやすさなど、長く愛用するための実用性も考慮する必要があるでしょう。

あなたとパートナーがこれからの長い人生を共に歩むための指輪選びにこの記事が役立つことを願っています。

結婚指輪は二人の絆と愛を形にした永遠のシンボルです。
本記事で得た知識をもとに、二人だけの理想の指輪を見つけてくださいね。

鍛造製法のナショナルブランドであるエトナでは、既製品やセミオーダーの指輪を多く製作しています。既製品でも裏石や刻印でカスタマイズでき、セミオーダーでは他人と被らない唯一無二を作れる豊富な選択肢が魅力です。

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    豊富なデザインはすべて個性的で他のカップルとかぶる心配がほとんどありません。
  2. 個性的なデザイン、シンプルなリングも豊富なテクスチャーをご用意
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→記事「【ひと目で分かる】結婚指輪のアフターサービスを比較調査」を読む

 

いかがでしたでしょうか。

後悔しない結婚指輪選びをして、ずっと身に着けていられる一生もののリングを探してくださいね。
どうぞ末永くお幸せに!

伊勢丹 新宿 で実際に手に着けて確かめられるエトナの指輪の写真

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